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相模原ジャーニーロゴ制作者『新倉一花』さんにインタビュー
2024年4月1日からスタートした『相模原ジャーニー』。気付けば今年も終わろうとしている中、ちょっと振り返りの時間を設けようということで、今回は、相模原ジャーニーのロゴデザインを作ってくれた女子美術大学の新倉一花さんにお話をうかがいました。
7つの質問
――というわけで、新倉一花さん、その節はありがとうございました!
こういったインタビューの機会ってなかなか無いので楽しみにしていました!よろしくお願いいたします。
ロゴマーク制作の経緯
ロゴマークを制作するにあたって、「地元の学生さんにお願いできたら良いね」という話になり、相模原市にある、市民・大学交流センター『ユニコムプラザさがみはら』から新倉一花さんをご紹介いただき今に至ります。
ユニコムプラザさがみはら公式サイト
相模原市が市制施行70周年にちなんで、70個質問を…したいところですが!今回は7つに絞って質問していきたいと思います。
1. ロゴデザインのコンセプトは?
――まずは、ロゴデザインのコンセプトや意図について、教えてください。
最初のラフでいくつかイメージしたのがこの3つですね。近未来的な輝かしい未来をテーマに、相模原市の自然と一体になるように表現しました。リニアと山をさりげなく入れたり、キラキラした角張ったデザインに、川の模様も取り入れたりしたんです。
2. こだわったポイントや苦労した点は?
――ラフをもとに、そこからウェブサイトで使うことを考慮して「収まり良く」とか、視認性についてもブラッシュアップしていただいたんですよね。
そうですね、スマホでの視認性を考慮して太めの線を使ったり。最終的に削った部分もありますが、初期のデザインから色にこだわっていたので、最終的に採用された色を維持できたことが良かったです。
商業的なデザインに慣れていない中で、個性を織り交ぜながら仕事としてのデザインを作る難しさを感じました。
3. 制作の過程で印象に残っていることは?
――ロゴ制作の過程で印象に残っている出来事や、学びはありましたか?
先方の意見を取り入れつつ自分の個性を織り交ぜていくデザインという仕事の難しさ、納期に追われる忙しさ、何度も入る修正など大変でしたが、それら全てを含めてとても貴重な体験を得られたこと、学生時代に一生残るものを作り上げられたことなど、とてもやりがいのあるお仕事でした。
4. 美大での学びが活かされた瞬間は?
――デザイン大変でしたよね、色々とご苦労をかけたと思います(笑)
新倉さんはいま4年生ですが、女子美術大学での学びは活かされていますか?
基礎的なデザインスキルは全て美大で学んだものです。特にシルクスクリーンの布の染色課題を通じて自分の作風を構築し、技術面と作風の両面で成長できました。大学入学前はデザイン経験がなかったため、大学での学びが直接ロゴ制作に生かされていますね。
5. どんなデザインやアーティストを参考に?
――普段、どんなデザインスタイルやアーティストを参考にしていますか?
特定のアーティストやデザイナーに影響されているわけではないですが、Pinterestなどで気に入った画像を参考にしながら、自分のスタイルを少しずつ取り入れています。あとはデザイン本を読んだり、様々な参考資料を見たりしていますね。
6. ロゴを見た人に感じてもらいたいことは?
――近未来的な都市の面もあったり、一方では観光地といった自然も豊富な相模原市に似合う、素敵なロゴデザインになったと思います。このロゴでどんなことを感じてもらいたいですか?
相模原で暮らす人々の生活がより豊かになるような情報サイトのロゴとして、知らないお店やイベントに行ってみたくなるような印象を持ってもらえたら嬉しいです。
7. 今後はどんなことをしていきたい?
――今後、どんなデザインや作品を作っていきたいと考えていますか?
来年からは非常勤講師として教師を目指していくことになりますが、作品制作も続けたいです。興味の幅が広く、版画など様々な技法に挑戦したり、映像制作にも興味があるんです。
将来的には個展の開催や、コンペへの参加を通じて仕事を獲得することも視野に入れています。教育と作品制作の両立を目指しつつ、将来的にはどちらかに絞るかもしれませんが…まずは目の前の仕事をしっかり頑張っていきたいですね。
\ 新倉一花さん、ありがとうございました /
ロゴ制作に込めた想いを伺い、その真剣さと熱意がひしひしと伝わってきました。改めて、素晴らしいロゴデザインだと感じました。
いまは卒業制作の真っ只中ということで、お忙しい中時間を作ってくれた新倉一花さん。素敵な時間をありがとうございました!今後のご活躍も楽しみにしています!
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