相模原にできた「ととのい」の新名所!銭湯をリニューアルしたサウナ施設『しずの湯』

相模原にできた「ととのい」の新名所!銭湯をリニューアルしたサウナ施設『しずの湯』

暑い夏は体の調子が乱れやすいですよね。そんな時に体をシャキッとととのえてくれるのがサウナです。閉店した銭湯をリニューアルした『しずの湯』が「ととのい」を求める人の憩いの場になっている、と聞いて潜入してきました。

高くそびえるエントツが目印!

小田急相模原駅から徒歩約12分。辰街道を進んで相模が丘方面に曲がり、畑と駐車場の間にある通路を左に曲がります。

しずの湯 アクセス

一見私有地のようなので「入っていいのかな?」と思うかもしれませんが、そのまま進んで大丈夫です。まっすぐ行って右側に『しずの湯』があります。高くそびえるエントツが目印です。

しずの湯 アクセス

通路の横には無料駐車場があります。奥の10台分が同施設専用です。看板が立っているところに車をとめましょう。

しずの湯 駐車場

建物の横にはハローサイクリングもあります。シェアサイクルを使ってサクッと移動できるのも嬉しいところです。

しずの湯 ハローサイクリング

昔のよさを残しつつ

築50年以上の歴史を持つ『亀の湯』をリニューアルした建物に到着!内装はどんなふうに変わったのか、ワクワクが高まります。

しずの湯 外観

料金は2時間1,480円。タオルがセットなので手ぶらでの入浴もOKです。月・火以外は26:00まで営業しているので、仕事帰りにふらっと立ち寄りたいときにもぴったりです。

しずの湯 料金

受付はシンプルながらもおしゃれな雰囲気です。照明や壁にかかっているアート作品もステキです。

お会計は後払いになっていて、タッチパネルで簡単に会計できます。キャッシュレス決済ができるのは便利ですね!

基本的に男性専用施設ですが、月に1度レディースデイも開催しています。日程はSNSで告知しているそうなので、女性の方はぜひチェックしてみてください。

しずの湯 レディースデイ

清潔感とサービス精神にあふれた脱衣所

脱衣所はピカピカ!お手入れが行き届いているのがわかります。

しずの湯 脱衣所

フェイスタオルはなんと使い放題。ありがたいですね!

しずの湯 タオル

化粧水や乳液も完備されていて、まるでスーパー銭湯のアメニティのようです。ドライヤーも無料で使えるそう。良心的すぎませんか?

しずの湯 アメニティ

男湯と女湯の壁を取り払った開放感のある浴室

旧『亀の湯』の男湯と女湯の壁を取り払い、高さと奥行がたっぷりある浴室。常に天窓が開いているので、雨や風の音を感じてゆったり過ごせます。

しずの湯 浴室

最大23名入れるサウナは広々!ベンチは3段あるので初心者の人は1段目、アツアツな温度が好きな方は3段目など、お好みの場所を選べます。天井はあえて低くしていて、20分ごとのオートロウリュが始まると一気に温度が上がるそうです。

しずの湯 サウナ

『しずの湯』のコンセプトは「自然」だそう。サウナの間接照明はまるで自然光のよう。サウナ室の木材はすべて国産のスギを使っていて、視覚や嗅覚など、五感から自然を感じてリラックスできる工夫がつめこまれています。

手前には、本場フィンランドのSAWO製のサウナストーブが鎮座しています。2つあるため短時間でガンガン温まり、発汗を促してくれます。相模原エリアでこれだけ熱くなるサウナは珍しいそうなので、ぜひ体験していただきたいです!

しずの湯 サウナストーブ

最近はスタッフの方が熱波サービスの講習会を受けて、アウフグース・熱波イベントも開催しています。イベントごとに香りやコンセプトが変わるので、行くたびに新しい体験ができそうです!

しずの湯 アウフグース

海をイメージしたブルータイルの水風呂でスッキリ

サウナでひと汗かいたら水風呂へ!水は座間市の井戸水を使用しているそう。マグネシウムやカルシウムが豊富な中硬水で、やわらかな触り心地が特徴です。水温は15℃前後ですが、サウナがバチバチに暑いので体感は10℃以下に感じられるのだとか。

しずの湯 水風呂

お風呂のタイルは、オーナーの大澤さんがひとめぼれした岩手県の浄土ヶ浜をイメージしています。浴槽の青いタイルは、透明度の高い海を。浴槽上から壁の中ほどまでのタイルは岩壁に生えた木を。上部の白いタイルは、流紋岩の岩肌をあらわしています。

しずの湯 タイル

サウナ→水風呂に入ったら、お待ちかねのととのいタイム。浴室の中央にある瞑想スペースは、昔サウナとして使われていた場所だそう。

しずの湯 瞑想スペース

レンガ調の温かみのある雰囲気を感じながら、ゆっくり休憩できるようになっています。バッチリととのえそうですね!

しずの湯 瞑想スペース

浴室には『ととのいイス』がたくさん!これだけ数があれば、ととのう場所を心配しなくてもよさそうですね。インフィニティチェアでは、座面を調整してリクライニングもできます。

しずの湯 浴室

一番奥のととのいスペースには、銭湯の文化を感じる場所として、旧亀の湯のタイル絵が残っています。古き良き銭湯の雰囲気を感じながらととのえるなんてステキですね。

しずの湯 浴室

出入口側の浴槽には白湯もあります。サウナ→水風呂→瞑想スペースやイスでととのったら、体をじんわり温めて疲れをとりましょう。

しずの湯 白湯

廃業する銭湯を救いたい

今回案内してくれたのは、若手社員の下山さん。『しずの湯』の経営を担う株式会社yueは、廃業する銭湯を救い、文化を残すことに重きを置いて活動しているそう。「時間に追われる日常から離れて、毎日お風呂に入って体を回復させる人を増やしたい」という想いを熱く話してくださいました。

しずの湯 株式会社yue
yurari

昔のよさを残しつつも、現代のライフスタイルに合わせてリニューアルした同施設。こだわりや熱い想いがぎゅっと詰まった空間でした。ここでしか体験できない「ととのい」をぜひ満喫しにきてください!

しずの湯

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
神奈川県座間市相模が丘3丁目67-10
アクセス
小田急相模原駅 徒歩12分
営業時間
月火:13:00~23:30、水木金:13:00~26:00、土日祝:9:00~26:00
レディースデイ:9:00~23:30 ※最終入館は閉店時刻の30分前
Twitter
@shizu_zama
Instagram
@shizu_sagamihara
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WRITER

ゆらり

ゆらり

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フリーランスのライター。数か月のノマド滞在をきっかけに、相模原市に引っ越しました。等身大の言葉で、相模原市の魅力を伝えていきます!