
創業40年以上の歴史を誇る町中華『中国料理 香林』。広東料理を守り続けるご主人と、横浜中華街で修業した若旦那が手がける四川料理。二世代が織りなす本格中華が、リーズナブルに味わえます。
創業40年以上の町中華
JR相模線番田駅から徒歩10分。決してアクセスが良いとは言えない住宅地に、地元の人々から長年愛され続けている隠れ家的な中華料理店があります。その名も『香林』。1980年の創業から40年以上、親子二世代で本格的な広東・四川料理を提供し続けています。

車での来店も可能です。道路を挟んで向こう側に4台駐車できます。

二世代が織りなす本格中華
このお店の最大の魅力は、ご主人の広東料理と、若旦那の四川料理という二枚看板。74歳になるご主人が長年守り続けてきた王道の広東料理に、横浜中華街の超有名店『景徳鎮』で5年間腕を磨いた若旦那が手がける本格四川料理が加わり、街中華の概念を覆すハイクオリティーな中華料理をリーズナブルな価格で楽しめます。

店内はテーブル席とL字型のカウンター席があり、こじんまりとした温かい雰囲気。昼夜問わず、老若男女のお客さんで賑わっています。

ランチ・ディナーメニュー
お得に本格的な中華が楽しめるランチメニューが人気です。定食はライス、スープ、小鉢、漬け物が付くのがうれしいですね。ランチタイムは月曜日〜土曜日の11:30〜14:00。

こちらはランチ&ディナーメニューです。麺類も魅力的。料理に対するコメントやおすすめポイントが書かれているので、初めての人でも選びやすいです。

レギュラーメニューも充実しており、テイクアウト用のお弁当も用意されています。地元の人にとっては日常使いにもぴったりです。


辛さと旨味が共演する『陳麻婆豆腐定食』
お店の激辛メニューの中でも特に人気なのが、唐辛子マークが4つ付いた『陳麻婆豆腐定食』(1,200円)。一口食べると、まず四川唐辛子の突き抜けるような辛さ、そして山椒の痺れが時間差で押し寄せます。

ただ辛いだけではありません。大きめにカットされた豆腐とひき肉、ネギのバランスが絶妙で、奥からじっくりと旨味とコクが追いかけてきます。

セットのスープも丁寧に出汁が取られており、深い味わい。

ピリ辛に味付けされたコリコリ食感の砂肝の小鉢も、ご飯が進む名脇役です。

そして、このお店の料理のおいしさをさらに引き立てているのが「ご飯」です。ふっくら、もちもちとした甘みのある炊き加減で、麻婆豆腐はもちろん、どの料理と合わせても最高のおいしさ。ご飯のおいしさこそが、定食の満足度を左右すると言っても過言ではないでしょう。

夏に食べたい『豚しゃぶ定食(四川にんにくソース)』
平日限定のランチメニューから、暑い日にぴったりの『豚しゃぶ定食(四川にんにくソース)』(950円)を注文しました。口に入れた瞬間の、さっぱりとした豚肉の味わいに驚かされます。

豚肉は、脂身のコクが特徴的な鹿児島県産のブランド豚「チャーミトン」を使用。この豚肉に絡むのが、八角やシナモンで香りをつけた秘伝の四川にんにくソース。爽やかでありながら奥深い味わいで、さっぱりとした水菜が良いアクセントになっています。夏バテで食欲がない日でも、箸が止まらなくなること間違いなしです。

ぷりっぷりの海老が主役『海老そば』
麺類を試すなら、トロトロの餡に具材がたっぷり入った『海老そば』(950円)が最初におすすめです。

麺は地元相模原の製麺所から仕入れた中細のストレート麺。スープとの絡みも良好です。

ぷりっぷりの海老が主役の贅沢な一杯。タケノコ、白菜、キクラゲ、ニンジンなど具だくさんで、一口食べると口いっぱいに広がる豊かな海老の風味と食感がたまりません。

温かな人柄が光る町中華
駅からのアクセスの不便さを補って余りある、本格的な広東料理と四川料理を味わえる『香林』。温かいお店の雰囲気とリーズナブルな価格、そして何より丁寧な手仕事が光る絶品料理の数々が、多くの食通たちを惹きつけています。


親子二世代の愛情がたっぷり詰まったこの町中華は、あなたの「行きつけ」に加えたくなること間違いなしです!ぜひ行ってみてください!
中国料理 香林
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 神奈川県相模原市中央区上溝1282-1
- アクセス
- 相模線番田駅 徒歩13分
- 営業時間
- 11:30~14:00(第3火曜日14:00まで)
17:00~20:00 - 定休日
- 水曜日
- @chugokuryori_kourin
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