自分好みの1杯を探して。人と自然の温もりが心地良い『ほたる珈房』

自分好みの1杯を探して。人と自然の温もりが心地良い『ほたる珈房』

自然豊かな津久井に、訪れた人々の心まで満たす「とびきりの1杯」に出会える珈琲豆を販売するお店があります。今回は、そんな「とびきりの1杯」を求めて『ほたる珈房』さんを訪れました。

小道を抜けた先で出会えるもの

津久井街道 (国道413号線) を小道にそれ、大沢小橋を渡った先に『ほたる珈房』があります。竹林に囲まれた静かな環境に加え、お店の目の前には時期を迎えるとほたるを見ることができる大沢川が流れており、清々しい空気を感じます。

お店までは2ヵ所の案内板が出ており、迷わず到着できるようになっています。看板の「珈」の字には、珈琲豆とお店の名前でもある「ほたる」がデザインされており、とてもかわいいです!

雄大な自然に溶け込むログハウスの一角に、お店があります。店舗前には3台分の駐車スペースがありますが、縦列駐車のため、混雑時の退店にはお客さん同士で車の移動をすることもあります。車を後退させての退店となりますが、近くに転回場もあるので心配不要です。

所在地:神奈川県相模原市緑区中野1935-1

珈琲の香りに包まれた店内へ

店内を見渡してまず目に入ってくるのは、さまざまな国の珈琲豆です。『ほたる珈房』さんで取り扱う珈琲豆は、一般的な「フラットビーン」ではなく、「ピーベリー」と呼ばれる珈琲豆全体の3〜5%という希少性の高いものが中心となっています。「ピーベリー」は「フラットビーン」と比較すると丸く、ひとつの豆に栄養が凝縮されていることから、産地や銘柄特有の香りが引き立ち、甘みも強く感じることができるそうです。

また、手軽に試したいという方や、ギフトとして購入したいという方でも、ドリップパックの詰め合わせや飲み比べができるセットもあるので、ぜひチェックしてみてください!

自分好みの1杯を探す旅

『ほたる珈房』さんでは、豆の焙煎度合いを6種類から選択することができます。これほど細かく焙煎度合いが分かれていることは珍しく、「自分好みの1杯と出会ってほしい」という思いからこのような分け方をしているそうです。飲み比べセットも焙煎度合いで分かれており、ご家庭で手軽にお店の味を味わうことができます。

お好きな豆、焙煎度合いを選ぶと、その場で焙煎をしていただけます。焙煎にはおよそ40分かかるため、店内やテラスで珈琲をいただきながらゆったり過ごすことがおすすめです。珈琲がほのかに香るスノーボール (3個200円) や、アイスのせ珈琲ゼリー (400円) とともに、ちょっと贅沢な気分を味わってみてはいかがでしょうか?

ほたるに集う人の縁

店内は、珈琲の良い香りもさることながら、お客様とオーナーの明るい掛け合いも印象的でした。取材当日は、来店をきっかけにグローブ製作をお願いする仲になったお客さんが、たまたまお店を訪問。しかも、店主のために仕立てたオーダーメイドグローブの納品日でした。偶然が重なり、グローブの初お披露目に立ち会うことになりました。とても親しみやすいオーナーの人柄を表すエピソードですね。自慢のグローブを持って、素敵な笑顔です!

儚くも美しいほたるの観賞会

夏の風物詩である「ほたる」は6月上旬頃から現れはじめるそうです。店前を流れる大沢川で見ることはもちろん、ほたるを鑑賞しながらビールや珈琲を片手にうっとりと幻想的な世界に浸れるよう、夜間営業をすることもあるそうです。

気になる方はお店のInstagramをぜひ確認してみてください!過去に撮影したほたるの動画や写真も見れますよ〜


ほろ酔いネコ

人とのご縁を大切にする店主の人柄に惹かれて、自然と人が集まってくる――まるで、ほたるの光を求めて人々が静かに集うような、そんなあたたかな空間でした。「とびきりの1杯」をいただくことはもちろん、夏の風物詩であるほたる、ぜひ見に行きたいです!

ほたる珈房

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
神奈川県相模原市緑区中野1935-1
営業時間
9:00〜17:00(土日のみ営業)
Instagram
@hotaru_koubou
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