おいしいお酒と本格鉄板焼き！橋本駅前隠れ家バー『glue』

橋本駅前にお酒と一緒に鉄板焼を楽しめるバーがあると聞いてやってきました！看板メニューは広島お好み焼きとのことで、一層期待が高まる！

お好み焼き屋には見えないおしゃれな外観

場所は橋本駅北口から徒歩4分。カラオケまねきねこ橋本北口店横の路地を入ると居酒屋ビルエリアが。手前から2軒目が『glue』！外から見ても落ち着いてお洒落な雰囲気の看板が目を引きます。

所在地：神奈川県相模原市緑区橋本6-12-15 S.G-BLD Vol.5 102

外からは本当にお好み焼きをやってる店なのかわからない風貌。近づくとお酒のメニューと広島お好み焼きの写真が！ここで間違いない！

シックでアメリカンスタイルな内観

店内に入ると思ったより広さがあります。入口から奥のバーカウンターまで木材で覆われた壁はウエスタン風。奥に見えるバーカウンターには、正面からでも大きな鉄板が見えます！

広い店内はカウンターだけでなくテーブル席も。カウンターが8席、テーブル席が3席あるので一人でもグループでも来れちゃう。

カウンターから見える厨房の壁にはたくさんのお酒が勢揃い！店長さんのこだわりを感じます。

豊富なアルコールメニュー

お酒の種類はメニューからみるだけでも豊富！ビールだけでも基本のボトルビールから、様々なクラフトビールまで取り扱いがあります。

「一番好きなのはウイスキー」と語る店長さんだけあって、ウイスキーはさすがの品揃え。今では手に入りにくいジャパニーズウイスキーも各種取り揃えられています。ちなみにハウスボトルからホワイトホースというこだわりっぷり。

シャンパンも各種揃えられています。

バーですが食事メニューも豊富です！乾き物やちょっとしたおつまみ以外に、がっつり食べられる食事があるのが珍しい…！食べながら飲みたい派の人は嬉しいラインナップです。

自家製レモン酒 ジンベース 750円

まずは『自家製レモン酒 ジンベース』をいただきました！ラムベースとジンベースの2種類があるそうです。レモン酒に少しの炭酸が入っており、レモンピールがとても良い香りです。お味はさっぱりとしていておいしい！ジンの風味は残したまま、レモンの香りもしっかり感じられます。はちみつのほんのり甘いお味で、女性でもおいしくいただけますよ。

こちらのレモン酒は、2週間瓶に漬け込んだたっぷりのレモンで手作りされています。

とんぺい焼き 1,200円

おいしいお酒を味わっていると、店長さんが鉄板で何やら調理を！座ったカウンターの目の前で調理風景を見られるのはここならでは！ホテルのライブキッチンのようで、見ているだけで楽しいです。カウンター組み込まれた鉄板が、とてもプラスに働いてる！

広げた卵の上に、豚肉や炒めた野菜といった具材を乗せて折りたたみあげると……

『とんぺい焼き』が一気に完成！豚肉・もやし・ネギがたっぷり入ってボリューミー！ひとくち食べてみると結構胡椒がきいています！これはお酒と合いそう！

余市ソーダ割り 900円

ということで、ジャパニーズウイスキーから『余市』のハイボールをソーダ割りでいただきました。グラスに合わせて割られた氷と、その場で作られた強炭酸がばっちり！ハイボール一杯にしても丁寧に作られています、さすが！さきほどのスパイシーな『とんぺい焼き』にもぴったりです。

だし巻き卵 700円

続いて鉄板に広げたのは卵。それをヘラで綺麗にカットし、くるくると綺麗に巻き上げます。

完成したのは『だし巻きたまご』！鉄板で作られたのは初めて見ました！常連のお客さん曰く「ここのだし巻きたまごはどこよりもおいしい」とのこと！楽しみすぎて生ビールも頼んじゃいました！

断面を見てみると、鉄板で巻きあげられた層が綺麗に確認できます。層と層の間に滲み出たお出汁が巻き込まれていて、ふんわりとしただし巻きになっています。一般的な卵焼き器での押しつけて巻く調理とは違うからか、とにかく食感がやさしいです。これは食べてみてほしい！

カキとほうれん草のバターソテー 1,200円

次にいただいたのは『カキとほうれん草のバターソテー』。炒めたバターの香りが、店内中に充満してそれだけでお腹がすきそう。夜中に作ってるとダイエット中のお客様から「飯テロだ！」と言われることもあるそう。焦げたバター部分も余さず横に添えてくれるところが、わかってる！

鉄板でゆっくり蒸し上げられたカキがとてもおいしい！全然臭みはなく、バターの香りと相まって絶妙です。バターでひたひたなほうれん草も罪なお味。

広島お好み焼き 小 1,300円

生地の上に野菜とお肉を先にゆっくりと蒸し焼きにして、別に炒めた麺と卵を合わせます。

こちらが看板メニューの『広島お好み焼き』です！「広島焼きではないです、お好み焼きです！」と店長さんの熱いお言葉が！そうです、店主の出身は広島で、広島お好み焼きを広めたい気持ちが強かったそう。このお店の鉄板はわざわざ広島から取り寄せたものというこだわりよう。

焼き上がったお好み焼きは小でもお腹いっぱいサイズ！焼き立てアツアツの状態で、食べやすく切り分けてくれます。ちなみに……気になったので聞いてみると「大阪のは関西風お好み焼きだ」とのことです。

もやしとごまが、広島お好み焼きの特徴なのだそうですよ。

断面は生地、野菜、お肉、麺が綺麗に層になっています。厚みのあるお好み焼きですが、じっくり鉄板の上で火を通されてるので野菜まで柔らかくて甘みがあります。ほんのり感じる魚介の風味も。実はたっぷりの魚粉と、イカ天、そして隠し味にとろろ昆布が入っています！

食べきれなかったご飯はお持ち帰りサービスがあるので、安心してお腹いっぱい注文できます！

お酒への愛が溢れる店長さん

お酒も食事も楽しめるこちらの贅沢バーを経営されてる店長さんに、お話をうかがいました！

――glueという名前の由来はなんですか？

“Be glued to the TV”という言葉から取っています。直訳では「テレビに釘付け(糊付け)になる」という面白い意味の言い回しなのですが、「夢中になる」という意味となるところから選びました。

お客さんはもちろん、自分も夢中になれたらいいなと思って。ですが、お客さんから「お客さんたちをくっつけるからglue？」と聞かれたことがあり「それも良いな」と思って、そちらも由来に採用してます！

――このお店のウリは？

バーなんでお酒に重きをおいてます。それでいて、深夜帯でもしっかりしたご飯が食べられるというところですね。お酒もちゃんと作ってるし、料理も頑張ってます！

――読者に伝えたいことはありますか？

若い子に関わらず、バーに行ったことない人や行きにくいって思ってる人が入りやすいお店にしたい。バーに通うはじめの一歩的的な！居酒屋もいいけど、よりおいしいお酒を知ってもらうためにもぜひ、バーに通ってほしい！フードがあることで入りやすいと思うので、うちを次のお店の足がかりにりオーセンティックなバーにもトライしてほしい！

――お酒への愛とそれを皆に知ってほしい！という気持ちがすごい伝わる！

常連さんにも愛されて

取材中はつねに、楽しそうな店長さんの笑い声が店内に響いていました。写真撮影中も周りのお客さんから「今の写真、ポスターにしてー！」と囃される愛されっぷり。独立される前のお店から店長さんのファンだ！という長年の付き合いのお客様もいらっしゃいました。

混む時間は中々読めないそうで、終電の時間から来店されるお客さんもいたりするそうですが、だいたいのピークは23時～2時頃だそうです。実際にインタビューに行った当日も続々とお客さんが来店し、カウンターはいつの間にか満席になりました！

常連さんたちが多いですが、初めての人でも皆で楽しく話せるような雰囲気！普段からお酒を飲まれる方はもちろん、バーに行ったことがない人もぜひ一歩を踏み出しても損のないお店ですよ！

取材で初めて伺いましたがあまりにも楽しくて、取材後その日のお客さんたちと残っちゃいました！実はグルメな知り合いの行きつけだったようで、それも頷ける感じ…。別日にもすぐに飲みに行っちゃうくらい居心地が良いお店でした！

深夜の広島お好み焼きとお酒は大好物で罪深くて格別です。またお邪魔します！