オープンして3年の橋本にある街のパン屋さん『天然酵母 こむぎ』は、クリームぎっしりのクリームパン同様、店長のこだわりと愛情がつまった地元に愛されるお店です。そして自信のパンはレシピも隠しません。
看板が目を引く可愛らしい外観
橋本駅北口から徒歩9分。橋本停車場線の旭小学校交差点にお店はあります。『こむぎ』の看板が可愛らしいですね。
所在地:神奈川県相模原市緑区橋本6-30-16
駐車場は2台分が店舗の隣にあります。車で来ても安心なのは嬉しいですね。駐車場番号は連番ではなく1と4なのでご注意ください。
厨房まで覗ける店内
お店に入ると小麦の良い香りが充満し、バン棚にはおいしそうなパンが並んでいます。時間によって並ぶラインナップは変わりますので、どの時間でも注目です。
そしてパン棚の横から綺麗に清掃された広々とした厨房が見えます。こんなに堂々と厨房が見えるパン屋さんは初めてです!お客様が来ると店長さんがひょこっと顔を出してくれることも。
パンに使われているこだわりの小麦粉は北海道産の『ゆめちから元気』。たくさんの粉を試した中でこれに行き着いたそうです。そして、リッチな生地とリーンな生地で酵母を使い分けているのもポイント!
まるでプリン!『クリームパン』
一番人気のパンは毎日お店で炊いているカスタードクリームを使った『クリームパン』(270円)。リッチな生地には、「バニラビーンズ」をふんだんに使った豪華仕様のカスタードがたっぷり入っています!
店長さんが熟練の技で愛情と手間暇をかけ、鍋のなかで少しずつ微調整をしながらおいしいカスタードが炊かれています。
自慢のカスタードクリームはパン1つに100g近くも詰められており、持ち上げるとずっしりと重みを感じます。「お客様に喜んでほしい!」という気持ちでどんどん詰めるクリームが増えてしまったそうです。
生地はもちもちで赤ちゃんの頬のように吸い付いてきます。実際に触ると皮は薄造りで中のカスタードがタプタプと感じられます。
下半分を超えてつめられたカスタードクリームは本当にたっぷり!!!安心してください、縁までびっしりのクリームはどこから食べても出会えます。ふわっと香るバニラの甘い香りとともに口に広がるカスタードはまるで「プリン」です。
クリームチーズたっぷり『レーズンクリームチーズ』
「店長おすすめNo.2」とあるように、こちらもクリームチーズがたっぷり詰められた『レーズンクリームチーズ』(259円)です。
生地には大粒のレーズンも入っていて大人っぽい風味。
しっとりもちはだの生地にチーズがぎっしり詰まっていて、見た目よりもずっしりおいしいパンです。
ぶどうの糖分が決め手『ぶどう食パン』
こちらは砂糖が使われていない『ぶどう食パン』(1本972円、1斤486円)。イーストの発酵もぶどうの糖分からすすめられています。こちらの食パンも含め、食パン系はお好きなサイズにカットしてもらえますよ。
もちもちふわふわ。生地部分からはぶどうのほんのりとした甘い香りと風味がふんわりと楽しめる食パンです。
食べ方自在な『ソフトフランス』
柔らかく大きな『ソフトフランス』(313円)。フランスパン系にしては小ぶりなので、一個からでも買いやすいサイズ感です。リーンな生地で作られるこちらは、シンプルイズベストでどんな食べ方にも合います。
ふわっと香る甘い香りがこむぎさん独特。柔らかいだけではなくすこしもっちりとしていますよ。
ホワイトフランク
惣菜パンとして大人気な『ホワイトフランク』(388円)は、食べごたえもしっかりです。シンプルなもちもち生地にジューシーなドイツソーセージが乗っています。一緒に入ったたまねぎが油の乗ったウインナーにさっぱり感をプラスしてくれます。
プリプリえびカツサンド
手作りエビカツの入った『プリプリえびカツサンド』(388円)。エビはぎっしり!重くないクリーム感とぷるっとした食感のカツと、もちふわなパンがまた合います。お昼のおかずにもぴったり!
ベーコンエピ
フランスパンにベーコンの入った『ベーコンエピ』(205円)は他のフランスパンより柔らかくもっちりなので食べやすく、ベーコンの塩味とパンの甘味が絶妙です。
パリッ!!ロングウインナー
こちらが店長No.1のおすすめ品!こちらはウインナーパンとはまた違う『パリッ!!ロングウインナー』(270円)。
クリームパンなどと同じリッチな生地仕上げで、香る甘い香りとさっぱりウインナーが相性ぴったり。優しい甘さが広がります。
キャベツとハムチーズのカルツォーネ
店長より「じつはお客さんから人気が高い」というのが『キャベツとハムチーズのカルツォーネ』(313円)。たっぷりモッツァレラチーズとハムにキャベツが断面から顔をのぞかせます。多くのカルツォーネはトマトソースベースが多いと思うのですが、こちらはとってもあっさり。食べやすいですよ。
しっとりビターチョコ
同行者さんも大好きという『しっとりビターチョコ』(378円)は断面を見るときれいな渦巻き模様。大きい生地にたっぷり巻き込まれたビターなチョコレートは甘さ控えめで、いくらでも食べられそう。
絹食の丸パン・湯ごねの丸パン
シンプルな丸パンは『絹食の丸パン』『湯ごねの丸パン』(各259円)の2種類です。リッチな生地で仕上げた『絹食』は甘さとバターが最初から強く感じられ、リーンな生地で仕上げた『湯ごね』は噛んでいくうちにほんのりした甘みがじわじわと感じられますよ。時間が経ってももちもちが変わらない、魅力的な丸パンです。
レーズンの丸パン
こちらは『ぶどうパン』に使われている生地で仕上げた『レーズンの丸パン』(259円)。なんとなく『ぶどう食パン』よりもちもち感が強いような。感じられるぶどうの香りは健在で、実は筆者が大好きなパンです。
スコーンチョコ
こむぎさんにはパン以外もあります。チョコチャンクがぎっしり詰まった『スコーンチョコ』(226円)も大人気。パサパサしていないスコーンは珍しい!生地はほろっとほどけます。
まだ残念ながら筆者はお目にかかれていないのですが、こむぎさん自慢のカスタードがたくさん詰まった『シュークリーム』もあるそうな。シュー生地もお店で朝に焼くそうですが、午後を迎える前に完売してることが多いそう。
焼き上げ過程も見た!『湯ごね食パン』
取材をしていると、特別に厨房に入れてもらえました。ちょうど『湯ごね食パン』(507円)を焼くタイミングでしたので、見ていきましょう。
温度は低めにじっくり時間をかけ、途中丁寧に前後を入れ替えながら焼きムラがでないよう焼いていきます。
できました!焼き立てほやほやの『湯ごね食パン』!ですが、まずは粗熱を逃がす必要があります。焼き上げすぐにお客さんからオーダーが入ったのですが、焼き立てすぐは切れないので、そのお客様はしばらく待ってからまた来るとのことでした。切り頃まで待てるほど『こむぎ』のパンは人気でした。
愛に溢れた店長さん
終始笑顔でどこまでも丁寧に取材に答えてくれる店長さんから「レシピを教えてあげるよ」とお店秘伝のカスタードクリームのレシピを見せてくれました!見せてもらったレシピを一部だけ公開。実際にレシピが見たい方はお店で聞いてみてください!
「別に教えたところでできるわけじゃないからね。他のパンもお客さんに聞かれたら全部教えちゃってます」
パン屋さん始めるきっかけはアルバイトからでした。「もともとは教職につこうと思っていたのですが、パン屋さんでアルバイトをしたところ、とても感銘を受けパンの道に進みました」
その後、いくつかのパン屋さんと酵母屋を経て、橋本に『こむぎ』をオープンしたのだとか。「ふらっと自転車で通ったらここの空き店舗を見つけた。橋本は生活しやすい街ですね」。橋本で愛される理由がわかった気がします。
実はずっとファンで通っていたパン屋さんでした。オープンして3年ほどなのにたくさんのファンを抱えるこむぎさんの店長さんは、とても大きな愛に溢れていました
天然酵母 こむぎ
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 神奈川県相模原市緑区橋本6-30-16
- アクセス
- 橋本駅北口 徒歩8分
- 営業時間
- 11:00〜18:00
- 定休日
- 月・火曜日
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