30年以上変わらぬレシピ。『ハックルベリー』の名物シチューをおしゃれなログハウスで！

津久井湖のダム近くに佇む、味わいのあるレストラン『ハックルベリー』さんは、相模原では昔から知る人も多く「シチューで有名なお店」と聞いて、さっそくお伺いさせていただきました！

味わい深いログハウス

お店の場所は津久井湖・城山ダムの近く。津久井街道を橋本側から真っ直ぐ進み、宮崎歯科医院のY字路を右に曲がると到着します。

周りの建物とは雰囲気の違うログハウスの屋根の上には、大きく『ハックルベリー』の看板が！駐車場はお店の前に20台程あるので、車で来るのも安心です。公共交通機関であれば、橋本駅からバスで「都井沢」バス停下車徒歩3分です。

所在地：神奈川県相模原市緑区城山4-2-10

建物の中に森！室内なのに自然を感じられます

扉を開け店内へ。するとまるで絵本の中のような内観！「建物の中に雑木林を作りたい！」と初代オーナーが4年かけた手作りの内装で、壁の漆喰も自分でやるために左官屋さんで修行されたそうです。

真ん中に大きく鎮座する大黒柱は、秋田で一目惚れした一本杉！

「森にはたくさんの種類の樹があるから」と、テーブルも様々な種類の木々を使用して作られているため、形状も多種多様に。よく見ると、柱の上にカブトムシの造形物も……まるで森の中！

どれも食べたい！充実のメニュー

こちらお食事のメニュー。シチューにパエリア、カレーと、様々な料理が揃っています。左下にはセットメニューもありますね。

タパス(前菜)やサラダも充実。おつまみにもなりそうですね。お酒とも楽しめそう。また、ノンアルコールカクテルも揃ってるので、車で来ていても安心です！

デザートも充実しています。食後にももちろん、津久井湖の帰り道に、ほっと落ち着く店内でコーヒーとスイーツ……なんてのもまた一興。

ビーフシチュー 1,680円

まずは看板商品の『ビーフシチュー』。創業当時からレシピは全く変えておらず、じっくりと煮込んだ玉ねぎにオリジナルレシピを加え、1杯分のシチューを作るのに約3日かけられているとのこと。さらに、じゃがいもと玉ねぎはお店の畑で採れた自家製。ひとつひとつに手間がものすごくかけられています。

アツアツのシチューを一口頬張ると、玉ねぎの優しい甘みを感じます！具材は大ぶりで、肉はほろっと崩れます。これはライスにも、パンにも合いそう！想像以上にさっぱりしているので、メニューにあったチーズフォンデュのパンにも合うんじゃないかな！

スモールパエリヤ 2,180円

お次はご飯ものをいただきます！基本メニューは大きなパエリヤ鍋で2人前からですが、嬉しいことに1人前の『スモールパエリヤ』が。少し小さいパエリヤ鍋に敷き詰められた魚介達は、鍋が窮屈に感じるほど！こちらのパエリヤはオーダーを受けてから炊き上げるため、早めのご注文をおすすめします。

スプーンを差し入れてみると、お米から底面のおこげにぶつかります。焦げの部分は魚介の味が濃縮していて、格別においしい！貝の中身もぎっしり詰まっていて、具だくさん。レモンをかけるとまた風味が変わります。

自家製テンペカツ 500円

そしてコチラ！二代目オーナーイチオシの『自家製テンペカツ』です！「テンペ」とはインドネシアの伝統的な発酵食品で、ハイビスカスの葉っぱなどに付着するテンペ菌を大豆につけて作られます。『ハックルベリー』では津久井在来大豆を使用してテンペを作成し、『テンペカツ』としてお店で提供してくださっています。

断面をよく見ると、大豆が敷き詰められているのがわかります。何もつけないで食べてみると、タンパクでくせがないお味。ですが、横に添えられたソースを付けて食べると、一気にカツに変身します！

テンペカツ用に作られたオリジナルソースは絶品。油臭さもまったくないので、食べやすい！『自家製テンペカツ』一皿分で納豆1パック分の大豆が入っているとのことで栄養満点です。お肉より消化も良いので、ぜひご高齢の方にも食べてほしいとのこと。

ブレンドコーヒー 530円

『ハックルベリー』のコーヒーには、練乳がついてきます！ベトナム発祥の練乳入りコーヒーをベトナムコーヒーと呼ぶそうで、そのスタイルでお出ししているのだとか。砂糖よりも優しい練乳の甘さは、濃厚なミルキー感があって少しスイーツ風味。

カフェラテとはまた違う、飲むコーヒーアイスのような印象を受けました。これはハマるかも！

お客様はトムソーヤ！売っているのはシチューと冒険！

物語『トムソーヤの冒険』で、主人公のトムソーヤとともに冒険する相棒のひとりの名が『ハックルベリー』。ここから「主人公のお客様とともに人生の様々な節目の冒険を歩む、最高の脇役になりたい」という由来で店名を『ハックルベリー』としたそうです。

たくさんの感動を一緒に味わい、冒険したいと銘打つ同店では、パーティーや結婚式、ワークショップやフリーマーケットなどたくさんのイベントも行っています。

今回、快く取材に応じてくれたのは二代目オーナーの宮嵜さん。津久井・城山エリアの町興しなど、たくさんのイベントにも積極的に参加されています！ちなみに奥様とはインドネシアで出逢い、『ハックルベリー』で式を挙げたとのことです。

テイクアウトも

テイクアウトもやっています。看板メニューの自家製シチューからお米料理まで注文ができます。お米料理はパエリヤ鍋のまま持ってきてくれる嬉しいサービスが！初回は鍋代がかかってしまいますが、2回目以降は鍋を返却するとおかわりとしてお得に注文可能！少しお時間がかかるので、事前の予約注文がおすすめです。予約や注文はお電話(042-782-7700)でお願いしますとのこと。

中まで楽しい店内でいただいたお食事は本当においしかった！テンペカツをシチューと食べてシチューカツもこれまたよきでした…！秋にはイチョウの葉っぱをお手洗いに敷き詰めて、まるで外にいるような感じを楽しんでほしいという遊び心も。

たくさんの愛情と、楽しみに囲まれたハックルベリーさん、ぜひ皆で遊びに行ってください！