相模原唯一のワイナリー『Kentoku Winery(ケントクワイナリー)』の純相模原産ワインを堪能しよう!
2023年より始まった『さがみはらのめぐみワイン特区』を活用して果実酒製造許可を取得した『Kentoku Winery(ケントクワイナリー)』は相模原で唯一のワイナリーです。相模原産のぶどうを使って醸造されているワイナリーの様子と、相模原のワインをご紹介したいと思います。
異業種より参入。自社栽培、自社製造
『Kentoku Winery』の運営元は資材リサイクル企業の『大森(ダイシン)産業株式会社』。まったくワインと関連のない企業ですが、「相模原に恩返しをしたい」「ワイン好き」という会長の発案で異業種からの参入を決めたのだとか。
ワインに使用するブドウも、自社で持つ相模原市内4箇所の農園で生産。1月からブドウの樹の剪定をおこない、4月から10月にかけて栽培。農園の管理も常務取締役・森山錬一さんら2人でおこなっています。
まさに純相模原産のワイン。こちらのワイナリーでは年間4~5,000本ほどのワインを生産しており、おもに相模原の飲食店や酒屋に流通させています。今回は特別にワイナリーを森山さんに案内していただきました。
所在地:『大森(ダイシン)産業株式会社』常務取締役・森山錬一さん
製造場所を見学
まずはブドウをつぶす装置です。
つぶされたブドウはタンクに集められて醸造されます。現在は1機が稼働しており、2025年2月頃に出荷する白ワインを醸造しているそうです。
醸造されたワインはこちらのタンクに詰められて熟成されます。コンパクトながら新しく清潔なワイナリーで熟成が進みます。
ワインの検査や分析を行っている検査場もありました。科学の実験室のようですね。安全や品質を保つのに重要な施設です。
MEGUMI
まず試してもらいたいのがこちら『MEGUMI』です。スッキリした口当たりで飲みやすい赤ワインですよ。森山さんも「もしワインを選ぶのに迷ったらまずはこれを買ってほしい」とのこと。
いちごわいん
こちらは今年の夏に販売された『いちごわいん』。近隣の農園からの協力で作られた珍しい「いちご味のワイン」です。来年の夏にも販売される予定とのこと。12月にはブルーベリーのワインの販売を予定されています。楽しみですね!
それと、かわいいラベルも『Kentoku Winery』でデザインされているんだとか。
ほかにも白、赤、ロゼ、スパークリングなどいろいろなワインが製造・販売されています。気になる方は公式サイトをご確認ください。
『Kentoku Winery』さんよりメッセージ
「あまり本数も作れないので、地元の人に楽しんでもらえればといった気持ちで運営しています。ホームページに販売店の情報もありますので、ぜひそちらで購入していただけるとうれしいです」
ということで、購入は相模原市内か近郊の酒屋さんからがオススメ。取扱店舗の一覧ページも用意されていますので、ご近所のお店が取り扱っているかチェックしてみましょう。公式サイトの通販もありますよ。
いちから始めたワイナリーの運営は困難の連続だったそうです。それを乗り越え、相模原で育ったぶどうのワインが飲めるなんて素敵ですね。「おれの故郷のワインだ」なんていってプレゼントしてみたいです!
Kentoku Winery(ケントクワイナリー)
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 電話
- 046-245-0808
- @kentoku_winery
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